この桜から三つのことを考えましょう。 まず一つは、この桜にとって石は問題にならなかったことです。 「問題があることが問題ではない。問題をどう受け止めるかが問題である」とよく聞かされました。多くの困難な状況、課題は真剣に受け止めなければならないことは確かです。しかし本当に私たちにとって問題となってしまうのは、それらが重石となりすぎてしまって自分自身を息苦しくさせてしまっている、あきらめという閉塞感に陥らせてしまうことではないでしょうか。